【白内障のいろは】症状/原因/手術のことで悩む前に
白内障・手術後・経過

家族の協力が大事!〜術後の経過

術後の回復に大きく関わるのは家族の協力があるかどうかです。自宅に帰ったことですっかり安心しきってしまい、医師や看護師に指導されたことが頭から抜けてしまうことだってあります。
そのときに重要となるのが家族の協力です。家族からの協力を得ることが健康管理や術後の合併症予防へと繋がるのです。

忘れずに術後の健康管理を行いましょう

術後当日は緊張で力が入っていたのが、無事に手術を終了し帰宅したことにより緊張の糸が切れ、ついついやっては行けないことをやってしまったりすると思います。

そんなときのために術後に指導された内容をこのページでもう一度思い出してみましょう。

術後〜日常生活における注意点

  • 手術をした眼に強い痛みを感じたり、気分が悪くなったらスグに病院・医院へ連絡してください。
  • 洗髪や洗顔、メイクは許可が出るまで行わない(入浴は翌日から可能となりますが、顔をぬらしたり、水に浸けたりしないでください)。
  • 運動等は翌日から良しとされていますが、水泳で眼に水が入ることや掃除などの埃を被るようなこと(家事)は医師の許可が降りるまで避けましょう。
  • 回復を早めるため、煙草・飲酒は1週間程度控えましょう。
  • テレビや読書などの目を使うようなことは、眼疲労に繋がるので1週間は避けましょう(パソコンや携帯電話など長時間の光刺激は避けてください)。
  • 点眼薬を点す前には手洗いを行いましょう。
  • 車の運転は翌日診察に行ったとき、医師に相談してください。

むやみに眼を触ったりすると細菌が入り、合併症を引き起こすので注意しましょう。

術後に予測される合併症とは

病気や手術には合併症がつきものです。成功率の非常に高い白内障の手術においても、切開口からの細菌の侵入や術中の出血異常などがあります。

切開口からの感染

手術前には目の周囲をしっかりと消毒を行いますが、睫毛の生え際に細菌が潜んでいることがあり、その細菌が切開部分から侵入し化膿することがあります。

化膿がみられた場合には眼洗浄を行い再手術になりますが、それでも回復しないこともあります。また術後に埃が眼に入ったりすると炎症を引き起こすことがありますので注意してください。

黄斑浮腫

眼底に存在する黄斑部に浮腫(ふしゅ:むくみ)ができると、視力が一時的に落ちることがあります。点眼薬による治療を施しますが、視力が回復せずに低下した状態が続く場合は再手術やステロイド剤を眼球に注射し回復を待ちます。

水疱性角膜症

角膜内皮細胞がなんらかの障害を受けて、角膜内に浮腫ができる(水がたまる)疾患です。

この浮腫状態の角膜は非常に剥がれやすくなっているので、眼に激しい疼痛をもたらします。またこの場合は角膜移植を行わなければなりません。
白内障の術後にみられる合併症ですが、近年は白内障手術の技術が向上したことにより、水疱性角膜症の合併症患者は減少している模様です。

後発白内障

手術終了から数ヶ月〜数年かけて発症する、白内障の手術を行った人にだけみられる合併症です。

水晶体を覆っている部分だった後嚢(手術後は眼内レンズのの後ろ部分になる)が手術後に混濁し始めることを後発白内障といいます。
この場合はYAGレーザーという治療法を用いることで視力の低下を回復させることができます。

  • <症状と手術>白内障の治療・手術・予防
  • <原因によって分けられる白内障>老人性・アトピー性・ぶどう膜炎・先天性など
  • <白内障関連コラム>レーシック・VDT症候群など
  • <関連する目の病気>老眼・緑内障・飛蚊症・網膜剥離