【白内障のいろは】症状/原因/手術のことで悩む前に
目・仕組み

眼の仕組みはどうなっているの? 見えるって何?

皆さんが今、自然と周りの映像が見えているのは眼機能の一つひとつが正常に働いているからなのです。
頭蓋骨の眼の部分が窪んだ場所を眼窩と呼び、眼球はそこに収納されています。眼窩内には眼の筋肉や神経、血管、涙を出す機能があります。
また眼球を動かす筋肉は6つあり、それぞれを動眼神経、外転神経、滑車神経が支配しています。

物を見せる眼球機能を知りましょう

像を結ぶ構造には光を集めて眼球に入る量を調節したり、像を結んでピントを合わせ、私たちに像を見せてくれる役割分担があります。そのどれかに支障が起きた場合に近視や乱視、弱視などの視力障害を引き起こします。

近視・乱視のどちらにも水晶体と角膜が関係していて、弱視の場合は先天性か後天性の視力障害となります。
弱視は眼鏡などの視力矯正でも視力の向上は見込めませんが、乳幼児期にしっかりと治療を行えていれば回復する確率が高まります。

視神経

眼球内に集められた光を情報として脳に伝え、脳によってその光が何の情報であるかを認識されます。脳に伝わることで実像として見ることが可能となります。

涙器官

水分や栄養、酸素を取り入れ、ごみなどの洗浄や乾燥予防をしてくれます。

強膜

白目(しろめ)と呼ばれている外側の膜のこと。眼球のほぼ全体がこの強膜に覆われています。

結膜

強膜の上から更に覆っている薄い膜のこと。瞼の内側表面の保護もしています。

毛様体

映像の焦点を合わせるために水晶体の厚さを変える働きをしている筋肉です。近くのものを見るとき、毛様体は緊張し収縮して水晶体を膨張させます。また房水を造り出す働きもしています。

毛様体小帯(チン小帯)

毛様体同様、水晶体の厚さを調整する役割を持っていて、遠くのものを見るときには毛様体が緩むので今度は毛様体小帯が緊張・収縮し、水晶体を薄くします。

虹彩

瞳孔周りの茶色っぽい部分を言い、瞳孔の伸縮を調整し、眼球に光の入る量を調節しています。

脈絡膜

虹彩の機能と同様に、瞳孔以外の場所から光が入るのを防ぎます。メラニン色素を多く含んでおり、血管が集中しているため血液が眼球の栄養を補ってくれています。

網膜

網膜内に桿状細胞(光に敏感)と錘状細胞(色彩・形状に敏感)の2つ所持し、それぞれに強く感じる役割を持って、集まった光情報を視神経に伝達する役割を担っています。

角膜

集めた光が初めに通過する膜で、光を屈折させ、水晶体が焦点を合わせるのと同じ働きをしています。

硝子体

水晶体の後ろの空洞を埋めているコラーゲンからできているゼリー状の組織です。眼球の形成・維持の働きがあります。

水晶体

毛様体・チン小帯の力を借り、水晶体の厚さを変えて焦点を合わせる働きをしています。紫外線から眼球を保護する役割もあります。

房水

角膜と水晶体前面の空間は房水という栄養素を多く含んだ水が占めています。房水は血管の通っていないことにより、血液から栄養のもらえていない水晶体や角膜、眼球の中に栄養を送っています。
また映像を作り出すのに必要な眼球の硬さ(眼圧)の調節も行っています。

  • <症状と手術>白内障の治療・手術・予防
  • <原因によって分けられる白内障>老人性・アトピー性・ぶどう膜炎・先天性など
  • <白内障関連コラム>レーシック・VDT症候群など
  • <関連する目の病気>老眼・緑内障・飛蚊症・網膜剥離